「当たり前」には案外根拠なんか無いから、鵜呑みは結構危険だったりするかも
一週間充電するぞ〜
スマートかつエレガントに
近鉄タワー館11階は、時計の他に宝石や美術品などを扱うフロアで、エスカレーターを降りた瞬間からちょっとした緊張感に包まれます。僕にとっては場違い感満載です。
時計の修理工房は、高級時計がズラリと並んだエリアの一番奥にあるのでそこを通らない訳にはいかず、「すんません、こんな格好ですがお邪魔します」って、口には出さないもののそんな雰囲気です。
気後れしないようにパシッと決めるというのは、とても大切なことですよね。今度行く機会があるなら、自分でドレスコードを設定します。ジャケット&タイは必須かな?
修理開始を一旦見送る
応対に出てくれた女性店員さんは、さっそくフェルト張りのボードを用意して僕の時計を置くよう促します。手にはもうすでに白い手袋。うわぁ、恐縮です。出すのも恥ずかしい。
「あの〜、光に当ててもフル充電にならないんですが…」
「一週間当て続けてみて下さい」
えっ?いっしゅうかん?そんなに掛かるんですか。一週間当て続けてみて、それでも電池マークが半分のままだったら、バッテリーの交換時期かも?ってことらしいです。それを確認してから修理にかかった方が良いとのアドバイスをいただきました。
日当たりのよい所
時計を一日中窓際に置いておく訳ですけど、我が家はマンションだしもちろん窓は一方向にしか向いていません。日当たりが良いかと言われればそうでもないかも…。
そこで、屋外駐車の愛車のダッシュボードに置いてみることに決定しました。
家の窓よりは日照時間が断然長そうです。それに、真夏じゃないので焼けるほど高温になることもないでしょう。
一週間後が楽しみになってきました。
疑ってかからなかった自分を反省
それにしても、勝手に一日や二日充電すれば十分だと決めつけていたことを、疑問にさえ思わなかったことに自分でもビックリしています。専門家に一言「一週間」と言われただけで即座に方針転換しまうほど自分の考えには何の根拠もなかったのに、それに凝り固まっていたのです。
う〜ん、確かにちょっと怖いかも…。アタマは柔らかいか?といつも自問することが大切ですね。