堺トラム乗車レポート 〜大阪の電車オブ・ザ・イヤーに推薦したい〜
大阪に唯一残された路面電車は、阪堺電車。大阪と堺を結ぶ2路線を持つので、「はんかいでんしゃ。」
地元阿倍野の風景とは、切り離せません。
耳にも目にも「やかましい!」
轟音を響かせる、古くて派手な電車が目印です。「古い」は紛れもなく、どこから見ても古いです。そのままです。「派手」は車体全面に広告のラッピングをしているためで、目立ちますがちょっと下品です。
そんな阪堺電車、通称「チン電」に、異色の車両が登場して間もなく2年半ほどになります。それは…、
「堺トラム」
めっちゃカッコええやん!
チン電のイメージを塗り替えました
ヨーロッパとかの路面電車、すごいオシャレなのが走ってますけど、負けてない負けてない。これは「鉄男」じゃなくても掻き立てられるでしょう。
下の子と初めて乗ってきました。
時刻表を見ると、ちゃんと堺トラムのところだけマーキングしています。その時間を狙って行きました。
一本前の電車はガラガラ。日曜日なのに大丈夫か?頑張れチンチン電車!その5分後にやって来た、堺トラム1001編成「茶ちゃ。」
「わあ、混んでる…」
皆さんよくご存知で…。考えることは皆同じようです。
阿倍野区内に入ると、閑静な住宅街を走ります。
路面電車に乗るのは、10年以上ぶり。外の人や車と視点が近くて、見られてる感が強いのが、変な感じ。
意外にも「もたっ」とした感じがなくて、結構な加速感にビックリ。 なかなかの乗り心地ではないでしょうか。
路面を走ったり、専用軌道を走ったりします。だから、定時運行の面は心配ないのでは?
富山のLRTは有名ですが、LRTの定義がどうもはっきりとしていないようで、この堺トラムは厳密には違うらしいです。でも、そんなことはこの際どうでもいいですね。カッコイイです。それだけで乗る価値あり。
料金は均一¥210。この界隈をのんびり散策するには最適です。もう少し暖かくなったら、また行ってみようと思います。