僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

笛吹きケトルが鳴らなくなった時のメンテは超簡単 

うちで長年使っているのは、笛吹きケトルなんてオシャレな物ではない。単なる「音の出るヤカン」だ。

 

最近、その肝心の音が出なくなってきた。前触れなく噴きこぼれるので、汚れるし危険だ。コンロも電子機器なので故障のリスクも増えよう。

 

妻が、「沸いたら止めてね」と言い残して、ヤカンを火にかけたまま買い物に出た。すぐ近くで見ていたのに、一瞬の隙をついて又、噴きこぼれた。くそっ〜。

 

よっしゃぁ〜、直したるぅ!

 

 

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鳴らなくなった笛吹きケトルをメンテする

ネットで検索してみると、最近は、注ぎ口に音の出る仕組みを取り付けているものが殆どのようだ。それに対して、うちのは蓋に笛が内蔵されているタイプ。

 

 蓋の取っ手の横の、半円のドームのところから湯気が出る時に笛が鳴るのだろう。しかし、覗いてみると穴が貫通している様子がない。

 

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 試しに、蓋の裏の蒸気穴から息を吹き入れてみたが、当然音なんかしない。

 

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いざ分解 

とりあえず分解してみるしかない!と意気込んだが、取っ手を裏からネジで止めているだけ。素手でクルクル回すだけでバラバラになった。

 

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 さらに、「笛」の部分は、5円玉大の2つのパーツの組み合わせであることが判明。合わせて口で吹いてみたら、「ピー!」と盛大に鳴った。笛ラムネみたいな感じ。

 

詰まってるわけじゃないのか…。

 

 

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こんな単純なことで…

この笛の穴と、先ほどの半円ドームの位置が合っていないだけじゃないか!始まったばかりなのに、唐突に解決策が飛び出してきて、呆気ない。

 

半分ニヤけながら、組み直す。

 

よく見ると、半円ドームの裏には、笛がピッタリと収まるように、円形に溝が切ってある。ここに慎重にはめ込んだら、何とも見事な出来栄えとなって、完成。

 

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さっきは開いてなかった穴が、無事貫通。これで間違いなし。

 

 

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愛着が湧いてきた 

完成テストをしてみると、白い湯気とともにけたたましく鳴り響いて、予想以上の出来。往年の美声を取り戻した、って感じ。こんな普通のヤカンに愛着が湧いてきて、すごく良い事をした気分。

 

それにしても、誰がこんな変な組み方をしたのか?誰が?って、妻に決まっている。きれいに掃除してみようと思ったはいいが、メチャクチャに組み直してしまった、という事に違いない。すごく簡単に一瞬で直ってしまったけれど、「難しかったわぁ〜」ということにして、恩に着せてみよう。

 

 

発見と気付き

ヤカンの外側に、最高水位の線が書いてあることに気付いた。これを超えて水を入れてしまうと、沸騰と同時に噴きこぼれてしまって、結局笛が間に合わない公算が大きい。

 

何事も、ルールは守った方がいい。そこには何らかの意味があるのだ。

 

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