ぼく素人ですけど、コレって失敗してませんか?
阿倍野に、スポーツバイクの専門店ができるという話は、以前ここにも書いた。
オープン前に何度か前を通ったが、ポスターに書いてある「取り扱いブランド」が、僕にはそれ程興味がなかったこともあり、期待は薄かった。
ファーストインプレッション
それでも近所なので、時間があればちょっと覗いてみたくはなる。
入ってすぐに、ぐるっと見回しただけだが、品揃えが少ない?という印象を受けた。そして、入店からまだ僅か20秒も経っていないタイミングで、「何かお探しですか?」の声が飛んできた。
「探してねぇよ!当たり前だろうが!」と、心の中で凄んでみる。
初対面の人の第一印象は、僅か数秒で出来上がる。そして、それは大体において、その後も大きく変化しないと言われている。一発目に「アカン!」と思われてしまっては、取り返しがつかないのだ。
知識と実際が繋がった
いつも深い教えを頂いている理央周さんの本にもあるように、絶対に売り込んではいけない。誰もが常に買う立場の人間でもあるので、実感として分かりやすい。
あと、これも分かりやすいが、「何を、誰に、どのように売るのか」が大切だ。
新しく出来たお店なんだから、特に「誰に」という部分を大切にしなければならない。馴染みのない土地で、「自転車になんか全く興味なし」という人まで対象にするなら、まず肌で雰囲気を感じてもらわないといけないし、お店を隈無く見てもらうことが最初のステップだろう。
それなのに、せっかくお店に入ってきた人に、いきなり取り付いてどうする?そんなことされたら、普通は逃げる。
なんで選んでもらえるの?
生きていく以上、「自分を売り込む」場面は必ずある。
自分の価値をどうやって高めて、それをどうやって発信していくのかを、いつもよく考えて行動することが大切である。そんなことがよく分かる、今回の出来事だった。
個人を売り込むのも、マーケティング的視点が役に立つ。そして、もちろん押し売りなんかしていては論外なのだ。