瞑想でココロを癒す 〜自分の内側にフォーカスそしてコンタクトせよ〜
「最高の休息法」に書いていた通り、ゆっくりと感覚に集中しながら、食事することを心掛けている。
脳の疲労を回復させるための、科学的な方法の一つだが、これが意外なほどの難易度の高さなのだ。
雑念だらけ
食事するのだから、まあ大抵は座っている。その時に、自分の感覚に集中してみるのだ。
感覚とは、例えば、足が床に触れている感覚、腿が椅子の座面に触れる感覚、食べ物が口の中に触れる感覚、喉を通る感覚、自分の呼吸が深いとか浅い、あるいは速いとか遅いという感覚、外から聞こえる雑踏の音、部屋が暑いか寒いか、何でもある。
それらに気持ちを集中することは、過去でも未来でもない、「今ここ」にいる自分に集中することに他ならない。
それこそが、いらぬストレスから脳を遠ざけ、溜まった疲労を洗い流してくれる、科学的裏付けを伴った方法であるとのことだ。
ただ、食べれば良さそうなものだが、僕の場合、そうはいかない。とにかく、落ち着いて食べられない。
食べ物を口に含んで、2、3回クチャクチャしたら、もう手元のスマホを弄りだす。「こりゃ、イカン」と思ってやめるが、すぐに新聞が気になりだした。それを振り払うと、どうしようもなく手持ち無沙汰になって、ものすごく早食いになってしまう。そうすると、感覚に集中するなんて話は、どこかにすっ飛んでしまう。
何度繰り返しても、今のところいつもそんな感じだ。雑念だらけじゃないか!
疲れやすい脳
つまり、僕は、「疲れやすい脳」あるいは「回復しにくい脳」を持っていることになる。
現在休職中なので、精神的な部分はともかく、体が疲れているというのは、ほぼ無い。しかし、正直言って、楽な感じがあるわけでもなく、次のステップに向けて全力を傾けられているとは言い難い。状況が状況だけに、「ハッピーハッピー!」である方がおかしいが、それでも、脳の状態が体に影響し、行動をも司ってしまうことを考えると、自分のマインドを平静に保つというのは、とてつもなく重要なことに思えてくる。
瞑想タイム
食事の時は上手くいっていないが、それ以外に、1日数回の瞑想タイムを取ることを始めている。
少しずつだけれど、上手く集中できたかも?って感じることも増えてきた。それがこの先どう影響してくるのかは、今の時点では分からないが、ココロを整えて飛躍することを信じて、これからも続けていこうと考えているところだ。
本には、「同じ場所で、同じ時間に瞑想した方が効果的」と書いていた。「脳は習慣が大好き」だから、という理由だが、決めてしまうと忘れた時にリカバリーしにくいので、僕は思い立った時にしている。
公園やカフェで、急に目を閉じて動かなくなってしまうオッちゃんが居たら、それは僕だ。ちょっと変だが、お許しあれ。
疲れない脳をつくる生活習慣―働く人のためのマインドフルネス講座
- 作者: 石川善樹
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2016/01/28
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る