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僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

小豆島高校野球部の出場停止処分について

選抜大会を目前に控えたこの時期だからこそ、やっぱり流しておくわけにはいかない、この話題に触れておく。

 

 

野球部の出場停止について

一年前の小豆島は、沸き返っていた。何しろ島の歴史始まって以来の甲子園である。もともと野球好きの多い土地柄だけに、当然だった。

 

ところが、その夢舞台からわずか半年後に発覚した部内の不祥事により、6ヶ月の対外試合禁止処分を受けてしまった。

 

今春の土庄高校との統合を控える中でのこの処分は、小豆島高校野球部の歴史の、事実上の終焉を告げる厳しいものとなった。

 

今一度、昨春の選抜大会に21世紀枠選出校となった理由についてふり返る。

 

 近年の野球部の成績が、評価に値するに十分であったことは事実だろう。それに、離島の地理的ハンデと慢性的な部員不足。そのへんについては異論はない。さらにプラスして、選考基準に上げられている「校内、地域での活動が他の生徒や他校、地域に好影響を与えている」という点。これらが合わさって、選ばれないはずがないのだ。地元では、「時間の問題」だと捉えていた方も多いと思う。

 

だからこそ、島の大人達は、責任を持ってこの事態を受け止める必要がある。部の汚点は、地域全体の汚点となったのだ。

 

子供たちは、大人を映す鏡なのだ。子供たちがやらかした事に対する非難は、同時に其処にいる大人に向けられるのは当然である。

 

この先も大きく発展しようとする小豆島にとっては、少なからずダメージを残す事件となってしまったことは否定できない。

 

それは今となっては仕方ない。もう取り返しがつかないのだから…。でもそれ以上に僕が一番残念に思うのは、事件全体がしっかりと検証されているという雰囲気が伝わってこないことだ。

 

甲子園が、この島の人々がこんなにも深い結び付きを持っているということを示してくれたのに、何と無くなし崩し的な、ほとぼりが冷めるのを待っているかのような、はっきり言えば「逃げている」ふうにしか思えない。

 

新しい中央高校の船出を、どこまでも清々しいものにするためにも、これからも何度でも甲子園の興奮を連れてきてもらうことを期待する上でも、こんな悲しい思いを味わいたくはないのだ。