歯を守るために考えうる限りの策を尽くす 〜あがいても仕方ないのでとにかくやる〜
無駄と言わず抵抗するぞ
50を超えて、身体の衰えを感じることが、否応なく増えてきた。
どこが弱っても困るが、歯が悪くなるのは特にダメージが大きい。美味しく食べられないなんてことになったら、人生の楽しみの多くを失くしてしまう。
しかし、残念ながら、その足音は確実に近付いている。はっきりと聞こえているのだ。
20代の頃、虫歯が多くて「これはイカン!」と徹底的に治した。しつこいくらいに歯磨きをするようになった。 だから、いわゆる「ハチマルニイマル」(80歳で20本の歯を残そう)なんて、余裕だと思っていた。
しかし、現実はそうでもなさそうだ。
今でも、歯医者での定期検診は欠かさない。それでも、自覚するのは「右肩下がり」だということ。考えてもみよう。軽い擦り傷が治っていくのとは違って、歯や顎の骨は極めて修復力の乏しい器官であることはすぐ分かる。
一見すると治ったように思えても、その裏では確実に進行しているのだ。それならどうしよう?できるだけ強力にブレーキをかけることに集中するしかない。
思い付くことは全部やっているつもりだ。どれも、少なからず効果があると感じている。
あの手この手でやってます
先ほども述べた通り、3ヶ月に一度の定期検診は絶対に行った方が良い。手では取りきれない汚れが必ず付いている。それ以前に、毎日の歯磨きは当然だ。
歯間ブラシと糸ようじはセットで使った方が良い。歯の隙間の大きさによっては、どうしても取りきれない部分がある。万全を期すために、二重に攻めた方が良い。
特に疲れがたまっている時など、歯茎が腫れっぽく感じることがある。そんな時になた豆歯磨きを愛用しているが、本当に歯が「キュッキュッ」っと音を立てそうなくらいスッキリする。独特の味が嫌いという方もいるかも知れないが、口の中のネバつきが綺麗に取れて、僕は大好きだ。最後にマウスウォッシュを使えば、完璧ではないだろうか。
つべこべ言わず、電動歯ブラシは使ってみるべきだ。手では限界がある。ビックリするくらい楽になるので、使わなかった自分が腹立たしく感じるに違いない。
そして、キシリトール。寝ている間も歯磨き効果を持続させる方法は、今のところこれがベストだろう。
ついでだが、僕は歯ぎしりが激しいらしいので、歯医者さんでマウスピースを作ってもらった。歯そのものを傷めるだけでなく、歯周病の進行を早めたりもするらしい。
抗うことが活力にもなる
失うことに抵抗感がなくなるというか、諦めることこそが、老化ではないだろうか。
それは嫌だ。出来ることはやるのだ。何にでも挑戦するし、「負けないよ」って思えることが、バロメーターなのだ。