僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

しまなみ海道を諦めて、白浜にした理由 〜10歳を前にした娘との距離感〜

何年前からだろうか、「4年生になったら、しまなみ海道一緒に行こな!」と、娘に言っていた。

 

しまなみ海道」はもちろん、本四架橋の尾道今治ルートのこと。全3ルートの中で、ここだけは自転車で通れる。

 

 

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冒険させたいんだ

自転車に乗って、自分の足の力だけで、海を渡って四国に上陸する。充分に挑戦心を煽られるシチュエーションだ。ましてや小学生。「大冒険」と言っても良いのでは?冒険に成功して、自信をつけて欲しい。父親が子供に示すべきものは、強さと飽くなき開拓精神だと信じている。

 

 

でも、延期決定

でも、今年はやむなく断念した。理由は、総行程70キロに対する不安。もうちょっと、いろんな意味でしっかりするだろうと思っていたが、まだ彼女の体力では無理だと判断した。天気が悪いかも知れないし、風が吹いて気合を削がれたら、かなり厳しいものになろう。

 

3日くらい掛けられたら良いが、始動が遅かったこともあって、スケジュールがない。リードする僕の経験も乏しいので、アクシデントが起きた時の耐性に問題があるかも?仕方ないので、勇気ある撤退を選択する。

 

 

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チャンスは減っていくんだろうか?

4年生なら、まだ父親に嫌がらずに付いて来てくれるだろうと、この時期を選んだ。方針を変更して、小学校の卒業記念ツーリングとして、2年後に復活させる予定だが、一緒に行ってくれるだろうか?

 

身体の変化があったり、もちろん心も日々成長している。もうその頃は、お風呂も一緒には入ってくれないだろう。

 

でも、君を愛しているということ、生まれてきてくれてありがとうという気持ちを、その時は伝わらないかも知れないけれど、そっと渡しておきたいのだ。

 

そして、今夜も寝顔に「ありがとう」と呟いた。

 

 

まだ「お子ちゃま」やねぇ

そこで、この秋は、家族全員で白浜へ行くことにした。

 

娘は、僕だけでなく、母親も弟も一緒で、しかも、アドベンチャーワールドで動物も見られるので、全く残念がることなく予定変更を受け入れた。

 

偉そうに反発することが増えて、時にイライラさせられるが、やはりまだ甘えたい盛りを過ぎてはいないのだ。

 

少しホッとした気持ちと、幸福感に包まれる。

 

 

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