来年度の保育園入園手続きに思うこと 〜子供のために最優先すべきは?〜
入園申し込み書をもらってきました
息子は現在2歳。「小規模保育事業所」というやつにお世話になっているが、ほとんどの方はご存知ないだろう。僕だって、実は今でもよく分かってない。
待機児童問題解消のための施策のひとつで、実際にうちの子も、1年半前の入園時には、ここに「拾ってもらった」ようなものだった。ここも落ちていたら、えらい事になっていたと思う。
おかげさまで、子供も馴染んでいるようで有難いが、残念ながら3歳以降は在籍出来ない決まり。
ただし、ここの場合は、同じ社会福祉法人が経営母体となって、敷地内に保育園があって、実質的にはそこと「クラスが違うだけ」の状態になっている。だから、希望すればそのままエスカレーター式に、小学校入学まで通い続けることができる。
そこで、こちらの〝再入園〟の意思を確認する書類を貰ってきたのだ。
大きな問題は無し、でも…
通い始めて2年近くともなると、当然情も湧いてくる。何よりも、皆さんにとても親切にしていただいて、感謝のしようがない。
でも、実は、これを機会に代わってみようかな?、という気もしている。
理由は、親の都合でしかないのだが、よそ様はどうお考えになるだろうか?
- 遠い
- 習い事をさせたい
- 保護者との人間関係
1.については最初から承知していたものの、特に雨の日の送り迎えは、絶望的気分になる。この辺りは坂道が多い。基本的に車の使用は禁止だし、我々の生活域からは少し離れた方向なので、とても行きにくい。
2.の習い事とは、保育園の「授業」の中での取り組みのこと。上の子が通っていた所では、3歳くらいから、スイミング、体操、習字、茶道などの時間があって、何もかもを体験させることが難しい我々親にとっては、とても重宝した。そういったところに力を入れている保育園がある一方で、今息子がお世話になっている所はそうでもないらしい。いろんな能力を引き出せるかも知れない機会は、多い方が良いように感じるが…。
3.は、今直面している課題ではないが、妻によると、保護者間のちょっとしたトラブルを、結構耳にするらしい。はっきり言えば、巻き込まれる前に離れたい、という気分だそうだ。男は鈍感なので、救われているのかな?
子供を傷つけること必至
2歳半ともなれば、確実に自我も芽生えている。せっかく慣れてきた保育園を、「親の都合で代わらされた」というキズは、そこそこに根深く残るかも知れない。
自分の遠い過去を思い返してみてもそうだ。今さら恨みはしていないが、「勝手に連れてきやがったな」「相談すら無しかよ!」って思いを、たくさん味わったことは忘れない。きっと、ものすごく不安だった。
親は子供に対して、強権的でいられる。でも、それが無条件で許されているわけではない。その時々の判断には、常に将来にわたる責任が付きまとうという自覚が必要だ。とても重いが、事実だ。