僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

大阪クラシック 〜感動を与えることができるのは自分が感動するから〜

今年も終わってしまいました、「大阪クラシック

すっかり秋の大阪都心の風物詩です。


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僕は今年も1公演しか行けませんでしたが、はしごして聴きまくった方も多いのでは?


毎度ながらの盛況です

僕が覗いてみたのは、平日のお昼過ぎ。空いてるかも?との期待が少し…。でも、なんのなんの!開演前から多くの方で溢れています。

京阪中之島線なにわ橋駅のアートスペースというところが会場でした。

都心の地下鉄は、どんどん深いところへ作らないと仕方ないので、この駅も地上から改札までかなりあります。そこにギャラリーみたいな空間があるんですが、普段は何に使ってるんでしょう?謎です。


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大阪クラシックは、大半が無料公演ということもありますが、こんなにも音楽ファンが多いのかと、いつも驚かされます。

とても詳しい方もいらっしゃるでしょうが、僕のようにとにかく生音を聴いてみたい、と思っているライトな感覚の人も多いはず。普通は格式張って小さいお子さんなんか絶対NGでしょうが、それも問題なし。そういう意味では、敷居がとても低くて良いです。

出演しているのは、大阪フィル、関西フィルなどの精鋭の方々。もちろんプロ中のプロ。大編成ではなく、4〜5人のアンサンブルで、それに合わせた演目を選択されているようです。

この日は、バイオリン、ビオラコントラバス、ホルン、そしてオーボエの組み合わせ。

普段スピーカーを通して聴くのが当たり前の音が、実はこんなにも深みのある艶やかさとビートを持っていることに、理屈なんか関係ありません、ズバリ感動します。

発信する側と受け取るだけの側との実はとても大きな隔たり

運営されている側のご苦労を思うと、これは大変だろうとお察しします。でも、
こんなにも素晴らしい文化が大阪に根付こうとしていることに、誇らしさと晴れやかさを感じます。大阪が大好きになります。

僕もそうですが、大阪にはいわゆる「いちびり」が多いです。なんだか首を突っ込んでみたくなる、人よりちょっとだけ深く関わっていたい、好奇心旺盛な感動屋さん。

その人たちの「おもろい!」という感覚とも上手くマッチした結果ですが、これからも自分達だって演者だという思いを強くしていければ、それこそ日本を代表するビッグイベントになり得るのでは?

素晴らしいです。

人々の気持ちなり、行動なりに変化を及ぼすことのできる発信者であること。僕がこれからの人生に成し遂げたい、とても大きな目標の一つです。

いつもそちら側の人でありたいと考えています。