10日間ほど小豆島に滞在した両親をお迎え
都会にもある高齢者の移動の問題
都心の駅直上のタワーマンションが、高齢者世帯に売れている、というのはよく聞く話です。
身体が不自由にならずとも、身動きが取り辛くなるのは、誰にとっても時間の問題。車の運転にしても、いつまでも出来るというものではない。必然的に、より移動に便利なところに居を構える選択が、現実味を帯びる。
GWを挟んで10日間ほど小豆島に滞在した両親を、姫路までお迎えに行ってきた。
最近は移住者が増えているとかで、注目度が上がっている小豆島ではあるが、少子高齢化の著しい過疎地であることに、変わりはない。
島内の交通機関と言えばほぼバスのみとなるが、そのバスでさえ、1日に数本という有様で、十分に用が足りているとは言い難い。
こうして、車なくしては始まらない生活が、どこの田舎にも展開されているはずである。
歳をとった両親は、田舎ののんびりした道ならまだ運転できるが、都会の特に走り慣れない道は、もうほとんど自信がないらしい。そこで、島内での足を確保するために車を使うが、フェリーに乗せる前と後は、僕の出番となる。帰省の際は港まで僕が運転して、両親を車もろとも乗船させたら、電車で帰宅。帰りはその逆で、電車で港へ出向いて、運転して家へ、というのをこの何年間か続けている。
僕にしか出来ないことだから…。
これすら出来なくなるのはいつだろう?
僕は両親を、大阪ではなく小豆島で死なせてあげたいと思っている。もう生活拠点がなくなって、古びた空き家だけが残る故郷へ帰してあげたい。
そのためにすべき事は、たくさんある。少しずつ軸足を移していきたい。目標は移住だ。やることは定まった。
できるか?
できる!
やる!