僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

地元民も、移住者も、年寄りも、若い人も、島を愛していると思います。

島に移住する人が増えたおかげかどうか、おしゃれなカフェが明らかに増えている。

だいたい元々が田舎なので、外食文化そのものが無いに等しい。

そんな場所への出店となれば、いろいろとご苦労は絶えないと察する。しかし、この土地で普通に家庭で食されている物の質的レベルが、おそろしく高いのかも知れない、という感覚は随分と以前から持っていた。

僕が半分だけ島の住人(半島人)だから、余計に敏感なのだろう。でも、敏感でなくとも、海産物の豊富さは言うまでもなく、野菜だって季節に合わせて何でもある。オリーブや素麺の特産物を上手く取り入れて、目新しさ溢れたオリジナリティーを生む可能性だってあるだろう。

それらを、ただ提供しさえすればよい、という元々のポテンシャルの高さが、これまでの間に育まれてきたのではないか?

子供を持つとよく分かるが、家族旅行などで同じ境遇のファミリーに会うと、たとえ初対面でも結構話し込んだり出来るようになる。特に母親同士は、その苦労に共感できることが多いのか、盛り上がってキャーキャー言う場面をよく見る。

今回島へ渡る船でもそれがあって、「いい雰囲気のお店があるよ」と教えて貰ったので、早速行ってみた。

お店の中の写真はネットにアップして欲しくない、と仰っていて、商売っ気のない感じ。でも、ご夫婦でされてるその奥さんの笑顔には、そんな商売っ気なんかすっ飛んでしまいそうな、素のおもてなし精神みたいなものが感じられて、こちらが嬉しくなった。

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筍、アスパラ、大根、人参、もやし、あぁ幸せ…。豚バラ、鶏むね、生ハム、パスタに味噌汁、さらに幸せ…。

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それぞれ皆んなが、美味しくて、やさしくて、嬉しい小豆島を発信できたら、もっと素敵な島になっていきますよ。

僕も微力ながら、何かに貢献できるようなりたいと思い続けています。