僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

無意識に安定を望むことの危険 〜仕事は辛いものと思っている限り飛躍できない〜

 

これまでの価値観が通用しない

僕は50歳を超えているので、もうかなり頭が硬くなっていることを自覚した方が良い。それでも、周りの空気のあまりの堅苦しさに、居た堪れなくなることがある。

 

〝とても仕事とは思えない好きでたまらない事〟を追求したい、という考えをはっきりと表明しようものなら、その時点で「変人」扱い確定である。その場を構成する人員の平均年齢がいくつとか、そんなものはあまり関係ないように思う。要は、クリエイティブで、先進をすんなりと取り込む土壌がないのだから、異物感満載なのだ。

 

 

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そして、やがて其処には、閉塞感の波が押し寄せるだろう。必然だ。もしあなたが、それが嫌だと感じる人なら、組織に所属することを、さっさと放棄する選択肢しか残されていない。そうすべきなのだ。

 

 

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安定と継続は善か 

言っておくが、継続すること自体に過剰に価値を付け足すのは、やめた方がいい。

 

イチローは、長く野球を続けているから凄いのではない。当然ながら、並外れた成績を残し続けていることが、賞賛されているのだ。

 

正直なところ、今日と明日に大きな変化がないことを、知らず知らずのうちに望んでしまっている方は多いだろう。ヒトは本能的に、変化がないことを欲している。安定こそが、最高の安全なのだ。

 

しかし、必ずしも動物的な生命の維持だけが第一義とは限らない現在において、安定はすなわち衰退の入り口かも知れないという視点は大切だろう。

 

 

自分に問い直してみる

果たして自分は、「仕事を生活のために仕方なくするもの」と感じてはいないだろうか?

 

次のステップに踏み出すことの恐怖に耐えられず、とりあえず「続けていればきっといい事があるはずだ」と、一時的に退避してはいないだろうか?

 

もしそうならば、残念ながらそこは、自分を遺憾なく発揮できるフィールドではない、と思った方が間違いない。すがりつくことに意味はないどころか、自分で自分を見くびっている。

 

 

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やっぱり向いてないワぁ

「やっぱり俺、向いてないわぁ。普通のサラリーマンなんかできん。」

 

妻の前で、ポツリと呟いた。

 

「気付くの遅すぎ!どう見たって向いてない。」

 

返ってきたのは、こんな答えだった。

 

お墨付きをもらえたようで、何だか嬉しいじゃないか。

 

そうだ、飛躍したいのに、何かとてつもなく高いハードルが目の前にそびえ立っていると感じているのは、それはただの思い込みに過ぎない。

 

実際にそんなものは無い。やろうと思った瞬間に、その道は開けるのだ。もちろん年齢云々なんて、言い訳も甚だしい。それを証明したい。

 

 僕だって、今からでも、いつからでも、人生を大きく飛躍されられることを、証明したい。