GODZILLA(ゴジラ)は自転車ロックの最高峰
ロードバイクに乗り始めて、楽しいのは当たり前だが、懸念材料もある。その最たるものは、「盗難」である。
自宅では、もちろん室内保管だ。マンション1階の駐輪場に、ポンっと置いておく勇気はない。部外者侵入し放題の完全パブリックゆえ、尚更だ。
しかし、部屋の中で眺めてばかり、という訳にもいかない。外へ出るなら、鍵は必需品だろう。
ドリルガード付ロック SGM-201 〝GODZILLA(ゴジラ)〟を買ってみた
高価なロードバイクを外に停める時は、2重ロックが基本だ。以前から、U字ロックの「パルミー」は持っていた。安い割に信頼感が高く、そのまま続けて使わない手はない。
PALMY(パルミー) アルミシャックルロック P-ES-101AL/Φ15mm ブラック
- 出版社/メーカー: PALMY(パルミー)
- 発売日: 2012/08/24
- メディア: スポーツ用品
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それにプラスして買うことにしたのが、「GODZILLA(ゴジラ)」である。
パルミーをリアホイールとシートステーにかけて固定する。そして、ゴジラをフロントホイールとダウンチューブにかけて、歩道の柵などと地球ロックする。これが今のところの僕のお決まり。
ショップに行くと必ず目にする、ドイツの「ABUS」が第一選択のつもりだったが、ABUSはグレードによってセキュリティーレベルが細かく設定されていて、より強固なものを選ぶと、もちろんそれなりに高い。
ゴジラが安いわけではないが、「こっちでもいいか…」と思える点がいくつかあった。
- スペアキー直送システム
ダイヤルで番号を合わせて開けるタイプは、どうも苦手だ。理由は、番号を忘れるから。でも、それなら鍵を失くしてしまうかも、という心配が付きまとう。その点、このシステムはありがたい。タダなわけはないが、保険としてあると安心。
2. ドリルガード付き
キーを挿すあたりを強引にドリルで破壊しようとしても、空回りするようになっているらしいが、残念ながら見ただけでは分からない。分かる人には分かるのだろう。
3. のこぎりでは切れない
チェーン部分をのこぎりで切ろうとしても、スチールのカバーがクルクル回転するので切れない構造になっている。のこぎりではなく、バチっと挟んで切ってしまうものに対しては、たぶん無力。
4. 盗難お見舞金付き
こんな目に逢いたくないのは、もちろん。
身も蓋もないけど、所詮は「ただの鍵」
どれだけ立派な鍵を使っても、プロの手に掛かればひとたまりもないだろう。それくらいの覚悟は持つべきだ。
だから、ロックしているとはいえ、長時間目を離すことはしない。多少の抑止効果を期待するに過ぎないのだ。とても目立つ赤い色などは、それを高めてくれる要素の一つだろう。
そんなことに、これほどのコストを要することを嘆いてばかりいては、自転車ライフを楽しむことはできない。悲しい現実だが、ここは受け入れて、自衛策を練る方が賢明だ。
赤い鍵をたすき掛けして、「狙うなよ!」ってオーラを出すのも、一つの方法だろう。「意識高い系」を自演するのだ。
斉工舎(SAIKO) GODZILLA S.L.LOCK20 SGM-201 278105301
- 出版社/メーカー: 斉工舎(SAIKO)
- メディア: Automotive
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そんな時…
ちょっと嫌なニュースが飛び込んできた。
発売元の「斉工舎」という会社がなくなってしまったらしい。パッケージに書かれた保証は、継続されるのだろうか?
「所詮はただの鍵」だけじゃなく、「所詮は消耗品」ってことか?
指針とすべきは「好きなんだから仕方ない」
つくづく思うが、何かをやろうとすると、こうして面倒臭いことが起きるのだ。楽しみたいだけなのに、「盗られるかも?」なんて、全く余計なことだ。
まあ、自分が試されているに過ぎないので、いい機会ではある。
それでもやりたいか?もう嫌になってしまうか?自分で感じればいいだけのことだ。