読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

働き方を柔軟に変えて固着思考を脱する 〜鉄人金本を目指すだけではダメだ〜

子供の頃度々聞かされた母親の言い付けは、その後の人格形成・生き方を決定する大きな要素となり得る。

 

僕の場合の、それは何だろう?

 

いろいろあるが、決定的なものの一つが、「学校には這ってでも行け!」だ。

 

f:id:molineblog:20170118151738j:plain

 

 

休まない美徳

休まないことを美徳とする考え方は、現代では受け入れられにくいものに変わってきた。有給休暇だって何だって、使わなきゃ損だし、労働時間が少ないことこそ、最高の善なのである。

 

昭和にどっぷり浸かった僕の世代には、頭では分かっているつもりでも、まだどこかで「でもね…」と口を挟みたくなるところが、正直残っている。

 

特に、まだその仕事に就いて日が浅い場合などは、「休まない」「ちゃんと時間通りそこに居る」ということ以外に、周りにアピールできるポイントがない。そこから信頼感を得ていかないと、使ってもらえないのだ。 

 

もうたぶん時効だから、正直言おう。前の職場で働き始めてすぐの頃。僕は全身のだるさと高熱を押して出勤した。しんどそうにしている、と感じた人も居ただろう。でも絶対にそのことは口にしなかった。「新人のくせに休みやがった」と思われるのが嫌だった。第一、余剰人員はいない。簡単に穴を開けられる状況ではなかった。

 

間違いなくインフルエンザだったと思う。働いていたのは、医療機関だ。これ、下手をすりゃ〝殺人未遂〟ではなかろうか?

 

僕は、鉄人金本を目指していたんだ。つべこべ言わずに、続けることで道は開ける。苦しいのは当たり前、でも続けたらいい事が待っている。そう信じていた。

 

僕はその後、その職場で6年ほどを過ごすことになる。おかげで、「休まない人」という称号を獲得できたと自負している。

 

 

f:id:molineblog:20170118151359j:plain

 

 

決定的に違うところ

ところが、鉄人金本と僕には決定的に違うところがあった。

 

向こうは、タイガースの4番を張る逸材であったこと、僕は代わりをいくらでも立てられる〝その他大勢〟に過ぎなかったこと。

 

 それを証拠に、人的にやや満たされた状況が生まれると、僕の待遇に変化が起きた。具体的に給料が減ったとかではないが、冷たくなったように感じた。

 

僕には、「苦しい時を支えたのは自分だ」という思いもあって譲れなかったが、経営サイドから見れば、過去の実績よりも今後の可能性に投資するのは当然だ。

 

僕は、だんだんとやる気を失くしていった。そう、やる気を失っては、どうしようもない。ちょっとしたギャップが、大きな溝に変わっていくのにそう時間は掛からなかった。

 

 

力を注ぐべき場所

鉄人金本を目指すこと自体に、間違いはなかったと思う。でも、頑張れば良いことが起きる、というのは迷信だ。ただ頑張ればいいというものではない。

 

ただ盲目的に一点突破を目指だけでなく、マルチな視線を持って、自分自身を監視しなければならない。基準になるのは、もちろん、「ワクワクするか?」「楽しいか?」である。

 

将来の圧倒的ビジョン無くして、全力疾走が出来ようか?目的地がどこなのか、どれくらい離れているのか、が分からないままでは走れまい。

 

未だ、確固たるそれがないままであることに愕然とする。朧げながら浮かびそうになるその芽を、理由なく阻害しようとする力が、しつこく頭の中にこびり付いている。

 

 

どうしたことか?いやこれでいいのだ

本当は、どこにも邪魔するものなど存在しない。自分で思い込んでいるだけだ。圧倒的ビジョンをより明確にすることだけに傾倒すればいい。

 

このところ身体の調子が悪い。寒さにはめっきり弱くなった。思うように動けないのだ。でも、無理をすれば絶対に仕事はできる。これまでの自分なら、絶対にそうしていた。

 

でも、あっけなく休んだ。どうしたことか?職場は変わったが、相変わらずの心理状態であることは哀しい。現状とビジョンの間に繋がりを欠いている。

 

「俺、このまま没落するのか?」

 

そんなこと、あるわけがない。胸の中の濁りを、徹底的にあぶり出さないと先に進めないではないか。

 

僕が休むことで、職場が回らなくなっているとしたら、それは僕の責任ではなくて、危機管理を怠った経営者が悪いのだ。

 

それくらいでいい。こちらは、50年も凝り固まってきた思考を、大きく変化させたいと思っているんだ。

 

そして、どこまでも自分に素直に生きようとしているんだ。

 

 

f:id:molineblog:20170118152043j:plain