僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

活水高校吹奏楽部の飛躍の鍵は言葉にある 〜自分にとっての一番のカリスマは自分〜

長崎に「活水高校」という吹奏楽の名門校があるらしいが、失礼ながら、たまたまTVで紹介されているのを見るまでは全く知らなかった。

 

 

要はモチベーションの高い集団を作れるかどうか

藤重先生というカリスマが就任した途端に、ほんのわずかな期間で、無名校が全国大会で好成績を残すまでにジャンプアップした。

 

特に集団の力は、個々のスキルは勿論のことだが、それ以上にどれだけそれを集結させられるかに懸かっている。

 

高い目標に挑む空気感を、意図してそこに醸すのは容易ではないだろう。「ノウハウ」と言ってしまえば、小手先の秘訣っぽい策に聞こえなくもないが、しっかりした実績をもって、決してフロックではないことを証明してしまえる方が、こうして存在することは誠に素晴らしい。

 

「わかりやすく楽しく、目標を共有する」というのを、モットーにしておられるらしいが、場を共にするだけで熱が伝播するような、ツンと痺れる活気を伴ったチームなのだろうことが、容易に想像できる。

 

 

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指導する側の人間味 

去年秋のマーチングコンテスト九州大会後の、藤重先生のインタビューが、如実にこの人となりを物語っている。

 

「力を合わせられたのが良かった。仲良く頑張れたのが良かった。」

 

一人ひとりに寄り添い、言葉を大切にすることが、いつしか絆の一番底辺を形作っていくのだ。

 

今や史上最強となった、青山学院大学駅伝チームの原晋監督も、「目標はキャッチフレーズにしてチームで共有する 」とおっしゃっている。

 

早稲田大学ラグビー部の全盛期を支えた清宮監督も、「言葉を持っている組織は強い。ほとんどのスポーツチームがスローガンを作る。その言葉がチームを一つにするからだ。」という名言を残された。

 

 

悔しいよ

このニュースを目にするとき、僕は正直とても悔しい。僕は日々、この痺れた感覚を持つことなく時間を過ごしているのだ。

 

もうとてつもなく壮大な夢を、自分の胸に自分の言葉で刻み込まないと、未来がポシャってしまうではないか。

 

もちろん、カリスマの出現を待っている場合ではない。自分がカリスマになればいいのんだ。

 

 

 

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