僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

ここにもあった日本一の小豆島 〜大蘇鉄の誓願寺は隠れたパワースポット〜

小豆島八十八箇所の第31番札所「誓願寺。」

 

ここにある蘇鉄の木が、やたらデカイというのは、ガイドブックなどにも載っていて、よく知られているはず。

 

事もあろうに、しょっちゅう前を通っている僕は、まだ見たことがない。

 

「これはイカン」ということで、立ち寄ってみた。

 

 

日本一の大蘇鉄の誓願寺は隠れたパワースポットだった

三都半島西海岸の二面(ふたおもて)まで来たら、ここの案内看板を見落とすことはないだろう。

 

 

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 県道からほんの少し入っただけのところに、意外なほど大きな佇まいを見せるお寺がある。

 

 

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その門をくぐった先に、どっしりと構える蘇鉄の木が見えてきた。

 

 

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蘇鉄といえば、南国ムードを醸す代表選手だが、この場所にあっても、その点では正直あまりピンとは来ない。

 

それと、どれだけ「日本一」と言われても、杉などの大木とは違って、高さ的には知れている。巨木の威容に圧倒されるという風でもない。

 

でも、その枝の間から頭を突っ込んでみると、太い幹がうねって幾つにも枝分かれする様がよく窺える。力強い。

 

ひとつひとつの枝が太く重過ぎるので、たくさんの石でつっかえ棒がしてある。

 

 

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「樹齢千年以上」となっているが、それくらい前からここにあるんだろうか?どこかから移植されたものだろうか?謎だ。

 

 

こころまで澄み渡ってきます

ついでと言っては何だが、石段の上にある本堂まで登ってみた。

 

「小豆島八十八箇所」の多くは、小さな庵がひっそりと佇んでいるといった風情であると思って間違いない。もちろん、それらは殆どの場合無人だ。

 

しかし、ここはこんなに立派なお堂があって、住職さんもいらっしゃる。

 

 

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ちょうどこの時は、朝のお務め中で、ガラス越しにその姿を拝むことができた。

 

僕以外には誰もいない。「中に入ってお参り下さい」と書いてはいたが、しっかりとした「お作法」も分からない。邪魔をしてはならない、という思いから、外から頭を下げさせていただいた。

 

こういう落ち着いた空気に身を置くことが、誰にとっても、もちろん僕にとっても大きな力を得るもとになっているのが、とてもよくわかる。

 

お寺に限らず、小豆島にはパワースポット的名所が数多いが、それらの中に堂々の仲間入りを許される名寺が、こんなにも身近にあったことに、今頃になってやっと気づいた幸運に感謝する。

 

 

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