神戸のカレー料理店「ガネーシャ・ガル」は、高幸福度数を叩き出す名店だった 〜異人館めぐりのお立ち寄りスポット〜
色々な事情が重なって、なぜか平日の昼間に、妻と二人でランチに出掛けた。行き先は、神戸。布引の滝でマイナスイオンを全身に浴びよう!と、意気込んで飛び出したが、結果的には、途中楽しいお店が多過ぎて、時間切れでたどり着けなかった。
それでも、休日の大混雑とは違い、ゆっくりと落ち着いた小旅行となった。リポートしよう。
オシャレだけど、高そぉ〜!
三宮から北野坂を登って歩いた。二人とも、かなりお腹が減り気味。
繁華街にはお馴染みのチェーン店が目立つ。ここまで来てそれもないだろう、という訳で、ちょっと気の効いたお店を探すが、坂を登るにつれて、オシャレで高級そうな所が増えてきた。昼間からステーキで何千円!なんてガラではない。さすがに躊躇。
残り福?
左手にローソンがある交差点を西へ。もうさすがに、この先にはないだろうと思われた場所に、インド料理のお店があった。店員さんが店先のテラス席で、ニコニコとこちらを見ている。さらに高まった空腹感と、その笑顔にやられた。
「入ってみよっ!」
もうお昼には遅い時間だったので、空いていた。中は、表から見た印象よりも随分と広い。5、60人は入れそう。夜は、パーティーなんかで盛り上がるのもありだろう。BGM替わりに、インドのテレビが映されていた。
店員さんは、多分全員インドの方。ここだけじゃなく、インド料理のお店には過去に何度か行ったことはあるが、僕の中で、インドの方の印象はすこぶる良い。人懐っこくて、サービス精神の旺盛さが伝わってくる。「インド人が…」と一括りで捉えることはできないが、言葉も充分には通じない外国で、こういった仕事をしようという人の、バタリティーに圧倒される。その点はどこの国の人であろうと、同じだ。見習うべきところだと思う。
コスパ高過ぎ〜!大丈夫?
この「ガネーシャ・ガル」というお店。ランチメニューの満足度が高過ぎて、びっくりした。
テーブルに乗り切らないかと思うほどのプレートが運ばれてきて、カレー、ナン、さらにサフラン入りのご飯、すべておかわりOK。ドリンクも付いて、ひとり¥1,500は驚きの低価格と言って良い。調子に乗って、「インドのビール」とやらを一本空けてしまった。
肝心のカレーは、やっぱり本場やなぁ、という本格仕様。野菜が豊富で、もちろんスパイスがキリッと引き締まっている。ナンの上に、野菜や様々な種類のカレー、辛さの違うソースを選んで乗せて、口に運ぶ。日本の「手巻き寿司」のような感覚だろうか。
ししとうを使ったピリ辛ソースが気に入ったが、辛いばかりが売りじゃなくて、豊かな風味がふんだんに味わえる。
モチモチのナンはかなりのボリューム感だったが、この美味しさにかまけて、2枚もいただいてしまった。これは大満足。
気分いいよなぁ、最高やな
妻と二人で、満腹感を堪能するあまり、次への足取りが、予定外に重くなってしまったのは不覚だった。
こんなに楽しませてもらえるなんて、とても有難い。同時に、こういうことが提供できるお仕事をされているって、素晴らし過ぎてひれ伏してしまいそうだ。
こういう機会に、巡り会えたことに、感謝。これは、実に嬉しい経験になった。