近鉄の豪華観光特急「青の交響曲」 〜乗る前からオススメ度満点〜
「近鉄電車」と言えば?
「JR以外の私鉄で最長の営業距離」というのはよく知られている。他にも色々ある中で、僕は、特急車両のバリエーションの多さを上げたい。
憧れやったよ
僕の年代の人にとっては、近鉄二階建て特急と京阪テレビカーは超特別だった。今回、京阪はちょっと置いておくが、二階建ての中の修学旅行専用列車「あおぞら号」なんて、懐かしいなんてモンじゃない。
伝統
沿線に観光スポットを多数持つ近鉄ゆえ、乗っているだけで気分が盛り上がってくる車両は、誰にとっても大歓迎だろう。「アーバンライナー」、「さくらライナー」、最近では「しまかぜ」と、よき伝統と言って良い。
その流れをくむ新型特急が、今月から走り始めている。〝鉄男〟の端くれであるはずの僕は、なんとその事実を知らなかった。
ブルーシンフォニー
吉野へ出かけるのに、時刻表を検索していたら、特急「青の交響曲」なんて書いている。
「なんや、これ?」
早速調べてみた。
パンフレットに載っている写真を見る限り、「驚きの豪華さ。」オリエント急行とかって、こんな感じなのだろうか?(もちろん乗ったことなし)
インテリアは高級ホテルそのものだし、車内販売の品々は、数ランク上のものばかり。これは実際に体験してみたい気持ちが強くなる。
大阪阿倍野橋から吉野までの料金は、通常の特急だと¥1,480。青の交響曲なら、特別車両料金として¥210のプラス。総額¥1,690はかなり安いと思う。
実体験は持ち越し
大和上市からの帰りに、なんと実車と遭遇した。
直前に、駅員さんまでもが何となくソワソワしていた。聞くと、2席だけキャンセルが出たらしい。何しろ平日でも稼働率8割以上、休日は満席が常で、「乗れるだけでラッキー」状態らしい。
一瞬「乗ろうかな?」と迷ったが、もう次の瞬間には売れたようだ。
ほどなく、目の前に現れた豪華特急。
うわぁ〜、乗りたい。ハードだけじゃなくて、ソフト面でも充分に「豪華仕様」だろうか?実物を見ると、実際に試してみたい気がさらに強くなってしまう。そうなると、大阪吉野間の1時間あまりでは、少し物足りないかも?という欲張りな気持ちも生まれてくる。