仕事はかけ算 〜20倍速で自分を成長させる方法を、実は僕はもう知っていた〜
「仕事はかけ算」とは、仕事の成果は、その仕事の「量」と「密度」と「質」のかけ算で決まるという意味だ。ややもすると、とにかく頑張れば何とかなるという、「量+量+量」の考え方に陥りやすいが、これではすぐに限界が見えてしまう。
すごい人いるよ
本田直之さんの本に紹介されていた、鮒谷周史さんの著書だ。僕は失礼ながらこれまで存じ上げなかったが、巻末には、この方の驚愕のプロフィールが載っている。
この方、外資系企業の営業職で、目覚ましい実績を残しながら、会社の倒産によって失業。しかし、独立起業を経て、わずか3年で飛躍的な発展を遂げられている。
その過程で、一流経営者等から学び実践してきたことを書き綴ったメルマガ、「平成・進化論。」は、なんと日本で一番多くの読者を持つメルマガだそうで、絶大な影響力を持つ。
この本は、そのメルマガの中から抜き取った記事を、「結果を出す思考」、「タイムマネジメント」、「セルフプロデュース」、「コミュニケーション」、「声に出したい言葉」、「インプット&アウトプット」の6項目にまとめたものだ。
「教え」が溢れている
- 「どうやって儲けるか」という視点をやめて、「どうやって与えるか」という発想に転換する。
- やる気が出てきたら動こうと思っていてはダメ、いくら待ってもやる気は起きません。
- 新しいものに果敢に挑戦することで、より優れた種へと進化できる。今までやっていなかったことにチャレンジする。
どれも、深く心に染みる素晴らしい教えだ。しかし、これらは「目からウロコが落ちた」といった類のものではなく、僕にとってはどれも、「うんうん、聞いたことある…」という感覚のものだ。
つまり、頭の隅にはあるが、そこに置いているだけで、活用されてはいないということになる。水が淀むと腐ってしまうのと同じで、これでは折角頭には入れたが、無いに等しい。
知ってることは多い。それなのに生かされていないのは、「アウトプットしていない」からだ。インとアウトのバランスが悪いのだ。やるべき事ははっきりしている。
教えを生かしてどうするの?
分かっていても、最初の一歩が踏み出せない自分には、厳然とした「踏み出せない理由」が存在するはずだ。そこを解き放って、「自分は絶対何が起きても大丈夫!」と思えるところまで行ってみる。それが、僕の人生の究極の目標だと思っている。
それさえあれば、結局のところ幸せは既に自分の中に存在することも簡単に知れる。20倍速で突っ走って、幸せを謳歌する手助けを、この本が必ずやしてくれることだろう。