僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

精神性多汗症がしぶとく残っていやがった! 〜もう一度、潜在意識の棚卸しをしよう〜

思春期の頃から、僕は人前で大量に汗をかくようになった。それまでも、多分汗っかきだったとは思うが、他人の目が気になり出したこの時期からは、さらに拍車がかかった。

 

 

 

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怯えている

明らかに、何かに怯えていた。自信がなかったのだ。

 

中学生になると、普段の毎日が楽しいと感じることは無くなった。

 

毎日打ち込むものはない。成績だってそんなに良くない。クラブ活動は早々に辞めてしまった。塾も続かず、サボった。

 

人になんか会いたくない、と思っていたかも知れない。今となっては、それは分からない。でも、学校に行かないという選択はなかった。表面上〝いい子〟にしていれば、そのうち良い事も起きるだろう。「静かに時間をやり過ごそう。目立たない事を優先しよう。」

 

何が怖かったのだろう?

 

ある朝、一緒に通学していた友達が僕を見て、「めっちゃ汗かいてるやん!」と言った。確かに人より汗っかきだけれど、夏なんだから、汗くらいかく。しかし、そう言って受け流すことを、その時の僕は出来なかった。

 

気にしてるのに、言いやがったなぁ…。

 

彼は優等生で、受験に向けて成績も順調に伸びてきているようだった。要するにただの劣等感だが、僕は彼を、ある意味〝見切った〟。

 

 

汗が止まらん

先日区役所に行って、国民健康保険証の交付を受けた。離職したのに伴って、加入手続きをしておいた分だ。

 

雨が降って蒸し暑い日だった。

 

郵送されてきた書類を提出して、何枚か用紙に記入した。「書きながら聞いて下さいね」と職員の方に言われ、そうした。向こうの説明の中に、「退職」、「保険料の減免」、「所得に応じて…」等、誰も聞いてはいないだろうが、あまり聞いて欲しくないような単語がポンポン飛び出す。

 

立ったままの僕の額に汗が滲んだ。あっという間に、顎から滴り落ちた。

 

新人さんだろうか、一人がもう一人を教える形で、僕の前には二人の職員さんがいた。しかし、もう僕は顔を上げられなくなった。

 

 

 

www.takanshou.org

 

 

 治ってはいなかった

何年も、意識の底の方に隠れていただけなのだ。治ってなんかいない。

 

しかし、もうそんなに悲観することはない。また意識の下に沈んでいく時がやってくるだろう。

 

そんなことよりも、僕はやはり今でも、ありのままの自分を受け入れてはいないことに気付いてしまった。

 

今のこの状態を、「恥ずかしい」、「そんなに見ないでくれ」と思っているが故の反応だったのだ。

 

このままでも、大して困りはしない。でも、この先大きくステップアップしようとする時に、自分でも意識できないトラウマとして、自分の足を引っ張ってしまう、可能性に蓋をしてしまう方に作用することもあり得るのではないか。

 

僕は、今、セラピーとかカウンセリングにすごく興味を持っているけれど、自分と向き合って、自分を認めることのために、これからも多くの時間を割いていくことが避けられないだろう。自らが成長し、また他に利することに貢献しようとする時、それは本望でもあるのだ。

 

 

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