これはビックリ!大量うんち排出事件 〜子供の便秘は結構怖い?〜
うちの息子は2歳半。とにかく破茶滅茶で、目が離せない。もちろん朝から全開だ。
元気ないなぁ…
ところが、その日は少しローテンション。朝起きたかなぁと思ったら、また寝てしまった。放っておいてご飯を食べ始めたら、ゴソゴソと起き出した。椅子に座って、パンをかじり始めたが、すごい汗をかいている。暑いかなぁ?そうでもないが…。熱がある?大丈夫。
食欲は、まあ普通にあるようだ。僕はゴミを捨てに一旦外へ出た。すぐに戻ると、
「ギャー!」妻が叫んでいる。
トイレトレーニング中
珍しく自分から「うんち出るぅ」と言ったので座らせると、「ポロっ」と出たらしい。そのまま部屋へ連れて帰ると、下痢っぽいのが「プチュプチュ」っと出て、床を汚してしまった。大失敗!妻の「ギャー!」も、まあ仕方ない。理解できる。
僕が抱きかかえて、もう一度トイレへ。さらに「ポロっ」と出て、よかった良かった。「うんち出たなぁ。」父子を幸福感が包み込む。
汗をかいていたので、そのままお風呂でシャワーを浴びせ、お尻も綺麗に洗った。さすがにうんちを直接触るのは気が引けるが、シャワーしながら少し汚れたお尻を洗うなんてのは、日常茶飯事。お尻やおちんちんを触られてはしゃぐリアクションを楽しみながら、必要以上に指をクネクネさせたりして、むしろこちらも楽しんでいる。
洪水警報発令
新しいオムツを、履かせ終わるとほぼ同時のことだった。
「うんち出たぁ〜」
「ええ?」
半信半疑覗いてみると、確かにポロンっとひとかたまり。「まだあったんかいなぁ〜」
妻がまたオムツを持ってきてくれるのを待って、「オムツチェ〜ンジ!」
今、履かせたばかりのオムツに手をかける。しかし、ん?何か違う。ただ事ではないことを予兆する緊張感。
「ギャー!!」
今度は僕の番だ。溢れそうではないか!いや、ほぼ溢れている。〝ひとかたまり〟がほんの数秒で、大惨事に発展した。
お尻全面が、真っ茶色になった。再びシャワーだ。
こんなに大量のブツが、このお腹に収まるのか?にわかには信じがたい。しかし、目の前で起きた。トイレ、一回で流れるか?
さすがに写真は載せられない。もちろん、そんなもん撮ってる余裕もなかったけれど…。
もう大丈夫
一瞬にして顔色が変わった。そうか、あれは「脂汗」だったのだ。出るべきものが出たら、エンジンがかかった。
一緒や、危なぁ…
身内に認知症の老人がいて、先月のお盆に、救急搬送された。嘔吐が止まらなくなって、尋常とは思えなかった。
僕は、夜中に一緒に病院へ行く羽目になったが、原因は「便秘」だった。
お腹が張って気分が悪いなら、それ以上は食べないだろうと思うが、そのへんの自己コントロールが出来なくなってしまうらしい。
認知症の老人と2歳の幼児。自己表現の能力に乏しい点では、共通項が多い。周りの「察する」感度もとても大切だと、思わされる事件だった。