子供向けコーチング術のすすめ
やっと仕上がった
紆余曲折ありのバタバタ劇だったが、なんとか仕上げることはできた。
しかし、それにしても後味が良くない。
〝無理やり書かせた感〟が強く残ってしまったのだ。
十分に引き出せたか?
娘がどう感じているのかを、彼女自身の言葉で喋らせることを、第一に考えた。だから、出来るだけじっと待った。
すると、色々出てきたのだ、訥々とではあるが…。
こちらは当然、「もっと」と思ってしまう。しかし、そのスキルが十分ではない。プロのコーチではないのだ。
さらに、小4の娘の表現力は、思いのほか限界が低いことを見せ付けられた。
「もっと何とかならんか?」という思いは、お互いの胸に鬱積していく。イライラすると、どうしても強圧的になりがちだ。自分では、第三者として「怒ってるなぁ」と冷静に見ているところも残しているつもりだが、娘としては十分に嫌気がさしただろう。
そして、最後は泣いてしまう。泣いた娘の前では、全てが無力だ。
反省点
娘が、少しずつ語り始めた時に、「ここまでできたね」と認めてあげる姿勢を示すべきだった。
早く結果が欲しい僕は、焦っていた。何しろ、すぐ夏休みは終わるのだ。でも、今思うと、あそこが我慢のしどころだったのかも…。
なにごとも、余裕が要るんだ。有り過ぎてもいけないが、こと子供に関しては、対話が十分過ぎることなんか、どんな場合も無いだろう。
原稿用紙には、親が書かせた、「押し付けストーリー」が残った。
こんなはずでは無かったのに…。