夏休みは親も子も成長させてくれる絶好の機会 〜威嚇しても通じない相手をどう動かすか?〜
そりゃあ、そうだろう!という記事を見つけた。
PCがサクサクと思うように動いた方が、ストレスが少ないというものだ。
当たり前やわなぁ。
「脳波」は正直? ヒトは“遅いPC”でどれだけストレスがたまるのか はあちゅうが脳波センサーで実験してみた - ITmedia ニュース
そんな中で、僕が「なるほど」と唸ったのは、脳波だの、ストレスだのを扱った部分よりも、「 感情の起伏は小さいほど良いかも知れない」というところ。
「感情の動きはできるだけ少ないほうが“無意識で作業できている”ということなので、そのほうが使う人にとっていい機種…」云々。
うん…、でも、ちょっと待って欲しい。
スポーツに適用すると…
話は分かるが、しかし、ことスポーツにおいては、これは新しい考え方というか、はっきり言えば違和感さえも伴う。
オリンピックを見ていてもよく目にしたシーンだが、良いプレーが出た時の選手の感情表現は、自分自身を鼓舞し、また相手を威嚇する意味合いもあってか、「爆発的」という表現を使っても妥当なほどである。
武士道精神に反するとかで、好ましく思わない人も多いらしいが、世界中の人に分かってもらうのは至難だろう。威嚇は別として、嬉しいなら喜ぶ方がむしろ自然だ。
何かにつけて、自己表現をしっかりすることを推奨する向きもある、と感じる。
そんな中で、今年の夏の甲子園では、ある意味高校野球らしくないチームが躍進した。
圧倒的に勝っているふうではない。でも粘り強いなぁ、くらいには感じていた。その時目に飛び込んできたのが、こちらの記事。
これを読んだ直後の準決勝は、最後のシーンだけ見ることが出来た。
勝ちはしたが、強豪秀岳館高校に終盤まで追いすがられる苦しい展開だった。決勝戦進出。100年を越す長い野球部の歴史上、甲子園の決勝は2回目(夏は初めて)だ。沸き立って当然だろう。
でも、確かにテレビを通してみる選手たちの表情は、そうでもなかった。冷静に見えた。
メリハリもつけてみるか…
小4の娘が、なかなか夏休みの宿題をしないので、イライラする日々だ。彼女の名誉のために付け加えると、しないのではなく、時間の逆算が苦手なので、ペース配分が出来ず、最終的に追い込まれてしまうのだ。
それを見る僕は、決して怒鳴ったりしないつもりだが、結構腹の中は煮えたぎっている。
人間同士だから、そのへんは通じてしまうもので、「お父さんは怒りすぎ!」とか言われ、余計に腹がたつ。
冷静に、感情の起伏を小さく…。熱血父ちゃんには似つかわしくないが、反抗期で難しくなってきた娘には、そんな方法も必要なのかも知れない。
高学年なんだから、自主性も付けていかないとね。ここが、親のガマンのしどころか?