僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

小豆島スポーツパークにボランティア参加したでぇ〜

もう2ヶ月も前になってしまったが、今更ながら、小豆島スポーツパークに参加した時のレポートを書こう。

 

 

スポーツパークって何や?

簡単に言うと、島の子供たちに思いっきり遊んで欲しい、ってそれだけ。

 

田舎の子であっても、毎日海や山で走り回っているか?っていうと、そうでもない。やはり今の子供たちには、それなりの制限が付きまとっているようだ。それなら、遊ぶことに関しては、プロあるいは半分プロみたいな大人のもと、ちょっと真面目にフラフラになるまで遊んでみようや!ってことで、召集がかかったようだ。それがそもそもの始まり。

 

小豆島には、不思議なことにスポーツの「指導者」が多い。経歴は様々だろうが、ちょっと教えてます、って程度ではない本気の人が多いので驚く。あっという間に、野球、バスケ、ラグビー、サッカー、ランニング(障害物)、ドッヂボールが出来そう、ってことに…。子供たちの笑顔を見たい、という思いが共有されていることが素晴らしい。

 

コンセプトはただ一言、「あそぼう!」だ。

 

 

前日泊で乗り込みました

この企画の発案者である渡部勝之さんとは、小豆島交流ネットワークを通じて繋がっているので、そのルートからボランティア参加を申し出た。

 

この方、行動力が半端なく、しかも熱い。僕よりも年下だが、頼れる兄ちゃんだ。

 

6月11日、場所は池田のふるさと村のグラウンド。僕は睡眠時間確保のため運転を避けたかったので、姫路に前泊して、朝一のフェリー、バスで乗り込んだ。

 

 

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 かなり早めに着いたが、もう数名のスタッフが準備作業に追われていた。とはいえ、まったく知らない人。ちょっと遠目に様子を伺いながら、喉を潤す。そう、知らない人にいきなり声を掛けるのは苦手なのだ。

 

渡部さんと再会の挨拶を交わした後は、せっせと動き回った。すぐに子供たちもたくさん集まってきて、雰囲気がそれらしくなってきた。

 

 

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みんなガンバレー!

総勢100人ほどの子供たちが集まった。後で聞いた話だが、これは小豆島の全小学生の10分の1ほどの数らしい。素晴らしい。僕もテキトーに遊んでちゃダメだ。一緒に思いっきり遊ぶぞ〜!

 

100人の子供たちを6つのグループに分ける。その中のひとつ、「低学年チーム」の引率役を承った。彼らと、全種目を順に回遊していく。

 

男の子も女の子も、はしゃぎまくっている。暑いので、「お茶飲んだか〜?」ばかり何回も叫んだ。低学年なので、調子に乗りすぎて少し無謀なことまでやり出す子がいる。そのへんだけは注意したが、笑顔が弾けた。いっぱい汗をかいた。「ガンバレー!」

 

 

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バスケは得意だけれど野球は苦手、って子もいたと思う。子供にとってはあまり関係のないことらしい。とにかく、思いっきり体を動かして遊ぶことは「楽しい」のだ。最初から、そう決まっている。大人にとっても、それは同じだ。

 

 

力を集結したら、とんでもないことが出来るかも…

「あそぼう!」って言ったって、いろいろ準備もいる。今回の場合だと、島内外のたくさんの会社が、お金や品物を提供してくれている。場所を借りることひとつとっても、苦労はあろう。たくさんの人が集まれば受付業務だけでも、簡単ではない。怪我をするかも知れず、お医者さんが控えてくれた。

 

みんなの力が集まったことが、素晴らしい。その一員であれたことが嬉しい。子供たちを思う存分遊ばせたい、という思いが大きな波を起こした。

 

今回は2回目だったけれど、何回も続けていけたら更に良いものになっていくだろう。

次回は秋開催予定。

 

 

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すぐと言うわけにはいかないが、あわよくば、テニスを〝正式種目〟に追加してもらおう。これは、僕の個人的な思い。僕は指導はできないけれど、島の子が一人でも「テニスもおもろいなぁ」って感じてくれたら、それは涙ものだ。やってみるゾ〜!

 

 

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後記

うちの親戚のオバちゃんが、2人の孫を連れて参加してくれました。次の日に会うと、「帰ったら、2人共すぐ寝てしもたぁ〜」だとか。

 

しめしめ、思惑どおりじゃ。