僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

「ベターッと開脚できる」って本当か?

開脚することのみに特化

地下鉄の車内広告に、この開脚ポーズの写真と「開脚」の文字が躍っていた。 インパクトは絶大だ。

  

 

 

 

この写真のように出来る人は、ほとんど居ないだろう。でも、どうしてもなってみたいか?と問われれば、そうでもない。ぶっちゃけ、どうでもいいのだ。なったって仕方ない。痛いのを我慢しないといけないかも知れないし…。

 

ところが、「誰でもなれる」みたいに書かれると、俄然興味がわく。自分には到底辿り着けないと信じていた場所に、思いの外簡単に行けるかも知れない。新しい自分になれるチャンスなのだ。しかし、今一度考えてみよう。達成できたとしても、周りの人にたった一回だけ、「柔らかいね」と言われたらそれで終わりだ。それでもなりたいか?うん、なってみたい気もする…。

 

つまり、「開脚する」という、個人的達成感以外にはほとんど得るものはないと思われるテーマに特化した、とんでもなく無謀で、そのくせやっぱりどこか興味深い、そんな本なのです。

 

 

あまりに単純

 本の中身を見てみよう。そのあまりのシンプルさに、拍子が抜けたなんてもんじゃない。目新しいストレッチも、その理論も見当たらない。

 

基本となる股関節のストレッチが2種類。これは毎日4週間続ける。

 

それにプラスして、週替わりの種目が1から4まで。

 

第1週目は、基本の2種目と週替わりの1番を、第2週目は、基本の2種目と週替わりの2番という具合。

 

4週間完遂したその日には、晴れて「開脚パフォーマー」の仲間入りだ。

 

 

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信じよう

正直なところ、今は「ホンマかいな?」と思っている。でも、最初から決めつけてしまって、結局最後までやり通したことは一度もない。これに限らず、僕は信じ通す力が弱いのかも知れない。途中経過から、結果を先読みしてしまうのだ。諦めが早い、とも言う。

 

近頃膝が痛いのは、股関節を含めた体の柔軟性が落ちてきているのも原因だと分かっている。

 

やってみよう。信じてみるのだ。随分と涼しくなったなぁ、と感じ始める頃、僕はまた新しい僕に出会っているはずだ。膝の痛みも気にならなくなっていればなお嬉しい。

 

未来の自分を信じて、行動する。人生が変わる時、人は必ずこの道を通る。