エキマルシェ新大阪は「いけまっしぇ」 〜もはやエキナカの概念を崩した?」
新幹線で新大阪に着いて、そのままJRの在来線に乗り換える時、乗り換え口の改札を通った先のエリアが、エライことになっていたので、レポートします。
もう「エキナカ」なんてもんじゃない
昨年末にグランドオープンしたそうです、「エキマルシェ新大阪。」
デパ地下みたいな賑わいぶりです。びっくりしました。改札内の設備なので、基本的に乗り換え客しか居ないはずなのに、わんさか人並みで溢れている印象です。
もはや駅は、単に「列車に乗りに行く場所」ではなく、そこへ行くこと自体が目的になっても良い、そんな風に様変わりしたと言えます。
比べるとはっきりと見劣りはするものの、東京駅なんか確かに、「駅にお店があります」と言うよりも、「デパートの中に電車のホームもあります」といった感じです。
通勤途中にあったら、一旦電車を降りて、何か食べてからそのまま又電車で帰る、みたいな事もしてしまうでしょう。
玄関らしくなりました
JRではなく地下鉄に乗り換えるなら、改札外に一度出るので、そのエリアにはこれまでもそれなりのお店のラインナップがありました。
それに引き換えこの東側の乗り換え口は、これまで、本当に乗り換え以外はする事なし、あるとしたらトイレだけ、という状態でした。またそのトイレが、何世代も前の仕様(たぶん東海道新幹線開業当時のものじゃなかったか?)で、まぁ汚いというか、気分が落ち込んでしまいそうなシロモノで、これはどう見てもこの場所には相応しくないものでした。快適に新幹線を楽しんだ後、降りたらいきなり薄暗いあのトイレですよ。新大阪を利用するのは年に一回だけ、だからいつもワクワク・ドキドキです、という方も多いはずです。踏みにじってはいけません。
そういった意味では、大阪の玄関と言っても全く恥ずかしくない、誇らしい場所が出来上がりました。
ココロと見た目はリンクします
人間もそうですけど、一応見た目には精一杯こだわった方がいいです。人は見た目によらない、とも言いますが、物資の乏しい戦時中じゃあるまいし、立派だと思われている立場の方は、皆そのように見える格好をしておられます。
自分が心豊かであればこそ、相手にも喜んでいただける。おもてなしの基本は、自分自身のココロをいつも瑞々しく保つところにある、というのを再認識する出来事になりました。