僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

「のぞみ」より「みずほ」より「さくら」を選びたくなる理由 〜九州新幹線初体験〜

どのタイプの女の子が好きか?という話ではありません。

 

ご存知、JR九州所属「みずほ」&「さくら。」

 

山新大阪間は、わずか50分。もっと乗っていたいと思いました。僕の新幹線体験史上最高に快適だったと言っても良いくらいでした。

 

大阪見参!

2011年、九州新幹線の全線開業に合わせて、「みずほ」と「さくら」が新大阪まで直接乗り入れるようになりました。

 

東海道・山陽新幹線しか利用したことのない僕は、「のぞみ」「ひかり」「こだま」しか乗ったことはありません。それ以外の初体験となりました。

 

 

来たぁ〜!

5月1日午後8時前。岡山駅23番線、さくら566号入線です。

 

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外観はN700系そのままです。わずかに水色がかっています。真っ白ではありません。側面の「JR KYUSHU」の表示が光ります。基本的に8両編成。〝新幹線は16両〟だと思っている方は、ちょっと注意。乗車位置が違います。

 

定刻19:58発。ほぼ無音、滑るように発車しました。いつもワクワクします、この瞬間。

 

「寛ぎ」と「安らぎ」

JR西日本JR九州が共同開発したこの車両のテーマは、「寛ぎ」と「安らぎ」だそうで、確かに、乗り込んだ時の落ち着き感みたいなものが違います。インテリアの色の影響は大きいでしょう。

 

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ウッディーな感じが、温かいです。事務的じゃないです。

 

それと、これこそが特筆ものなのですが、普通車でも片側2列の座席配置なんです。3−2で横5列ののぞみとは違います。当然、シートの幅は超余裕!ひじ掛けは、中が小物入れにでもなっているのかと思うほどタップリ(なってません)。足元の広さには定評のある新幹線ですが、この幅広さと相まって、飛行機のビジネスクラス並みに豪華(乗ったことないけど…)です。

 

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しかも、安い?

そして、なぜか安い!岡山新大阪間の特急料金が、「のぞみ」なら、¥3,410。「さくら」なら¥3,200。僅かですが、お得感もあります。
 
東海道新幹線の「のぞみ」と「ひかり」に格差があるのと同じで、「さくら」は「みずほ」よりも停車駅の多い運行パターンをとっているのが安い理由のようですが、それはJR九州管内だけでの話で、山陽区間ではほぼ停車駅は同じです。なので、これは実質的には「値引き」みたいなもんです。
 
昼間1時間に1〜2本程度の運転本数ですが、わざわざ「さくら」を指名買いする価値は十分ありそうに感じました。
 
 

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実力No.1揺るぎなし

高速バスもLCCもありますが、この快適性と定時性に迫るものは未だありません。日本の高度成長を支えたことに疑いの余地はありませんが、これからもその屋台骨であり続けることでしょう。

 

日本の誇りのひとつです。僕はすごい国に生まれたんだ、という思いをこれまでも何度も新たにさせられました。こちらの背筋まで、シャキッと伸びそうです。

 

さらなるバージョンアップを怠らず、いつまでも世界に名だたる「Shinkansen」であって欲しいです。

 

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