僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

ランナー必見 〜使い過ぎた膝のお手軽ケア方法〜

2月28日の学童保育の駅伝大会では、なんとか最低限の責任は果たせたのではないかと思っている。もちろん膝は痛かったけれど、完走できた。そして、驚いたことに、走った直後には、ほとんど痛みなんか感じていなかった。

 

メンテナンスはいつでも重要

そもそも、痛いか痛くないかは本人の感覚だけによるものなので、「痛くない」と言えば痛くないことになってしまう。そんな鉄人金本みたいな精神論を振りかざす気はないが、気持ちがその症状までも大きく左右してしまうというのは、理解しやすい。

 

その証拠に、当日の夜からは再びメッチャ痛くなった。ホッとしたのだろう。

 

僕の場合、お陰様で、かなりの距離を走ってもどこかが痛くなるなんてことはこれまで無かった。だから、どちらかと言うと身体のケアに、それほど真剣には取り組まない。しかし、当然ながらそんなことではいけない。今回の件は、それを痛感させられた。ランナーの膝は野球のピッチャーの肩と同じ、「消耗品」だ。しかも、僕は以前にも書いた通り、この分野については専門家なので、格好の勉強材料でもある。セルフケア徹底推進期間を設けて、5月のハーフマラソンには万全の体調で臨みたい。

 

ただ一つの方法は、疲労回復を促すこと

 大会が終わって10日ほど経って、その間練習量が落ちているので、痛みはかなり減っている。要するに休めばマシになるのだ。若い人なら、大抵のことは一晩寝ただけでどうにかなる。そこまでとは言わないが、回復に要する時間を短縮できればいいだけだ。

 

組織を回復・修復しようとすれば、とにかく栄養を患部に送り込む必要がある。栄養は何に乗ってやって来るか?血液に決まっている。だから血行を良くすればいい。

 

すぐに思いつく方法として、「温める」がある。しかし、ここでちょっと待った。今の僕の膝は使い過ぎで炎症が起きている。だから、少し腫れてもいる。急性期というヤツだ。患部が強く熱を持って、それが痛みの元になっている。したがって温めてはいけない。だから積極的に冷やすことにする。

 

「血行を良くする」と「冷やす」は相反するもののように映るが、急激に短時間冷やす方法をとった場合、むしろ血行を促すという効果も生む。つまり、冷やして血管が十分に収縮して、一時的に血液不足の状態になると、そのすぐ後に、今度は膨張した血管に向かって一気に大量の血液が押し寄せてくる。

 

風呂上がりに、冷水を脚に浴びせてから出るのを想像してほしい。もちろん冷たいだろうが、その後は脚が赤くなって、むしろホカホカと感じるだろう。そういう理屈だ。

 

だから、冷やす時は「冷シップで」なんて生半可なことを言ってはいけない。感覚がなくなるほど強烈に冷やすことが大切。

 

僕の場合は氷の塊を直接当てている。

 

紙コップが一番簡単で手軽

小さめの紙コップに水を注いで、冷凍庫に入れておく。ちょうど良い大きさの氷ができる。これを直接膝の痛い部分に当てて、5〜10分くらい。それだけ。最初は冷たくて辛いが、すぐに痛みが減っているのを実感できる。普通に立っているだけでもかなりの負担になっているはずなので、コンディショニングのためには、痛くなくてもするくらいで良いと思う。

 

それが終わったら、冷え切った関節で速い動きは危険なので、ゆっくり荷重してゆっくり歩き始めるところから。

 

凍傷にならないように、氷に霜がついていないことだけは確認したほうが良い。ほんの少しだけ氷を濡らしてから始めたら絶対大丈夫。体温で氷が溶けていくので、0℃以下になることはなく、安心できる。

 

シリコン製の製氷皿を使うと、紙コップよりはちょっと楽しいかも。実用性一点張りではなく、遊び心は常に持っていたほうが豊かになれる。