僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

やりたい事をやらなかった人にブランド力は備わらない 〜小田和正 和田唱 矢沢永吉〜

そんなこと今まで全然知らなくて、恥ずかしい限りです。

 

チケット欲しかったよなぁ…

僕は紛れもない「オフコース世代」で、自分に影響を与えてくれた多くの方々のうちの一人に、小田和正氏の名前を上げないわけにはいきません。

 

僕が二十歳前後の、今思うと恥ずかしいくらいにトンガって、かつ多感だったあの頃、とにかく彼らのブレークぶりは、「凄かった」のです。コンサートのチケットが全く取れませんでした。早朝から並んでも手に入らないので、ちょっとした社会問題にもなっていました。その後の電話予約、今ならネット予約でしょうけど、そういった流れを生むきっかけになった「事件」があちこちで起きていたのです。そういう意味では躍動感がありましたね、時代に…。

 

ホントにチケット欲しかったのになぁ…。

 

基本的にNOテレビ生活なので疎いです

そんな小田さんが、毎年クリスマス前後に「クリスマスの約束」という音楽番組をやっていることを、今年初めて知りました。2001年に始まったらしくて、何で知らんかったんやろ?恥ずかしいし、惜しい。大阪にはネットされてなかったんかなぁ?

 

 

クリスマスの約束 - Wikipedia

 

そんなわけで、先日クリスマスイブの深夜、見ました。

 

素晴らしい!!

 

音楽の持つ力の偉大さが素晴らしい。それを奏でる「人」の、奥深い温かさが素晴らしい。

 

番組の開始初期の頃は、小田さんが唄うことがプログラム構成の中心だったようですが、最近は豪華な多数のゲストが前面に出る形のようです。

 

その中のお一人に、TRICERATOPSというバンドのボーカリスト和田唱さんがおられました。

 

失礼ながら、まったく存じませんでした。

 

この方、小学生の頃、来る日も来る日も「まい〜にちマイケルジャクソンを聴き続けた」そうです。そう、毎日…。

 

やり残した事

損得勘定とか、役に立つかどうかとか、そんなもの全く関係なく何かに打ち込めることって、そうあるでしょうか?

 

残念ながら、僕のこれまでの人生においては、あまりなかったように思います。思い出せないです。

 

この人は何が好きな人、何に夢中になれる人、その時の一点を見つめる瞳の中にこそ人の魅力は集約されているように感じます。

 

だからこそ、初めて顔を見て声を聴いた和田唱さんの唄に、引き込まれていく自分がそこにあったのです。「あぁ、この人すごい。くやしいけど、羨ましい…」

 

僕は自分自身を愛していますが、まだ更なる可能性を秘めていて、ひとつずつ覆いを丁寧に取り外せば、とんでもないブレークが待ち受けている、と今でも信じています。

 

50歳を超えた僕が、これまでの積み重ねをリセットして何かに「夢中」になり始めたら、「無謀だ」「バカだ」という声が四方八方から飛びかかってくるでしょう。そんなことどうでもよくて自分次第だ、という気持ちが強くなっていることに、自分自身でも気付いています。そこは十分評価すべきポイントでしょう。

 

やるか、やらないか、選択権は自分の中にしかありません。

 

暗いうちから出て、始発電車に乗ってチケットを買いに行くことを、誰かに理解してもらいたい、なんて思わなかったはずです。自分が信じてあげれば、それでいい…。

 

矢沢永吉さんだって言っている。

 

「世の中には、やる人間とやらない人間がいる。やっちゃえ!」