僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

今何とかしなきゃ、日本の将来は危ういんじゃないか?って話 〜美味しけりゃいいってもんじゃない〜

京都になんて行くのは、数年に一度。だから、土地勘なんか全然ありません。当然、何処のお店が美味しいとか、何も分からないのです。

 

ものすごく静かな店

お昼にごはん物が食べたくなって、ごく普通の定食屋さんに入りました。

 

三条大橋にほど近い場所で、周りはとても賑やかです。歩き疲れたので静かな所がいいなぁ、と思っていたら結構空いていそうだったのでスッと…。

 

食券を買って、自分で好きなテーブルに座るシステムです。

 

www.meshiya.co.jp

 

一つの会社が、複数のブランドで展開されているチェーン店がありますよね。牛丼屋さんとか、ファミレスとか…。ああいうのの、ひとつです。


椅子に座って、ほんの数分。すぐに、僕の頭はちょっとした違和感に包まれたのです。


人の出入りがあると、入口のセンサーが反応して「ピンポーン!」って鳴るんですけど、大学生らしき男子3人組のお客さんの話し声と、その「ピンポーン!」以外の音がほとんどしないことに気付いたのです。 


食券は自販機で売っていますから、極論すれば、接客なんかしなくても滞りなく事は運びます。


でも、「いらっしゃいませ〜」くらい言うでしょ!「ありがとうございました〜」くらい言うでしょ!


ここはソ連か!


働くということに伴う責任

ソ連に接客マニュアルはなかったでしょうが、日本のこのお店にはきっとあります。でも、そんなもん形骸化して中身はソ連並みです。


出されたものは美味しかったです。決して高級ではなくとも、十分満足できました。


誰がやっても同じになるようにシステム化されたものの中では、それを構成する各人がしっかり与えられた任務を遂行することが前提です。


このお店の場合、商品を作ることにおいては、それなりに機能しているようですが、それ以外で全くいただけません。


前提が崩れている?

互いの前提条件にズレがあるなら、擦り合せる作業が必要になりますが、地球人と宇宙人くらいの差があるなら、完全に崩れてしまって、修復はかなり難しいでしょう。

だから、こういったチェーン店の場合、こうトレーニングすれば、このレベルにはなるはずだという経験値が、ある面で通用しなくなってきているはずです。

教育なのか報酬なのか、何かひとつに手をつけただけでは何の変化も起こらないでしょう。

でも、お金の意味だけじゃない貧困化や二極化を、黙ってただうろたえて眺めていては、日本はもう立ち戻れないところまで落ちてしまうのでは…。