僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

うちのお父ちゃんは大企業に勤めていないけれど、立派に家族を支え続けた 〜国の口車に乗ってどないすんねん〜

分からんよね、年末調整

今年も勤め先から、例の用紙を渡されました。
 
「給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得…」とかそういうやつ。
 

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これ、どの程度の数の人がどこまで深く理解しているんだろうか?
 

お金に対して真剣度がまだ足りないから 

まあ、よく分からんけど書いとけぇ!って感じの人が多い、と僕は勝手に思っているけれど、そうでもないんでしょうか?いつまでも分からないの、僕だけ?
 
そもそも、お金のことって誰でも関心が高いし、ちょっとくらい多く持っていたいよね、って思っているはずです。でもそれについての知識は、著しく低いというケースが殆どだと感じます。
 
それはしかし、仕方の無いことです。税金のこと、投機や投資のこと、借金するということ、そんなことを改めてしっかりと教育してもらった経験は、金融関係にお勤めの方くらいにしかないはずです。
 
広く国民にお金についての知識を深めてもらった方がいいなぁ、なんて国が考えるはずはありません。それは自らの首を絞めることに繋がるからです。
 

 今まではそれでもよかった

 そんな時代はとっくの昔に終わってしまっている訳だけれど、みんながいい学校を目指して、そこに到達出来た者はみんながいい会社を目指す、という時代がありました。

 

今は、日本経済の古めかしい慣習や閉塞感を嫌って、真の意味で優秀な人材ほど、外資系やベンチャーを目指すらしいです。

大企業=安定じゃないし、そもそも安定のプライオリティが低いのです。

 

それなのにしがみつく人たち

福利厚生がしっかりしてるし、ややこしい税金のことなんか会社に任せておけば問題なし、とかそんな理由で未だ「寄らば大樹の陰」的生き方から脱却できない人。
 
それ、虚像ですよ。気をつけて下さい。
 
国の一番大きな仕事ってなんでしょう?それは、「税金を徴収すること」でしょうね。いっぱい集めて、適切に振り分ける。振り分けが少しでも続いているうちは、不満の火種を最小に出来ます。そのサイクルを滞らせないためには、まず何と言っても従順に働く人がいっぱい居ることが必要条件です。
 
人材が、「グローバルで流動的」にコロコロ入れ替わったりしたら、それはちょっと不都合じゃあねえか?とガチガチエリートの財務省あたりでは考えているでしょう。
 
つまり、一定数のかつできるだけ多くの「従順組」の確保は、国にとっては死活問題と言えます。
 
だから、「大企業はいいですよ〜キャンペーン」は止めるわけにはいかないのです。その一環が、この税務関係の手続きの複雑さがいつまでも手付かずになっていることに表れているように、僕は感じています。
 
「ややこしいことは税務署や会社に任せておきましょう、大企業いいですね〜」
 
世界をリードするような、革新的ビジネスやキーマンが日本から出現しないのは、そのあたりにも原因があるように思っています。

 

第二の人生も、第三の人生もワクワクだらけ

50歳を越えて、「昔もっと勉強して大企業に就職しておいた方が良かった」とは全然思わないです。幸せですから…。
 
けど、「俺、あんまり人生賭けてないかも…」ってことはよくあります。そして、それは大企業云々の話よりも何倍も悔しいことなのです。
 
そこに気づいて、そして真剣度がグッと上昇したときに、僕はさらにステップしていけると信じているのです。
 
昨日までの自分とは違う自分に、毎日出逢いたいです。