小豆島八十八ヶ所霊場29番札所「風穴庵」に行きました
そのバルサンの煙が治まるまでの時間が大体2時間ほどあるわけですけど、何処かで待機する必要があります。
感謝を伝えに行く
家族がいつも元気で過ごせていることに感謝して、それを報告しに行くことにしました。お盆ですから、お墓まいりは当然として、島の神様にも行ってみましょう。
うちの家から3キロほど離れた、小豆島八十八ヶ所霊場29番札所の風穴庵に行くことに決めました。
たった3キロ程とはいえ、ふた山さきです。普段からそんな山道を歩く人はいません。しかも35℃を越えようかという灼熱。たまにすれ違う車の中からは、心配げな眼差しを向けてくれる方もいました。
左は旧道、右が新道。小豆島にはいたる所にこういった風景が…
自販機で買った500mlのスポーツドリンクが、みるみる減っていきました。
ひとけはありません
三都半島のほとんど先端、「神浦(こうのうら)」という集落から三都半島西海岸を吉野方向へ1キロほど行ったところ、「富士」にその場所はあります。分かれ道に標識が立っているのですぐ分かります。と言うか、こんな山道に他に標識なんかありませんから、迷いようがないです。
やっとの思いで着いた山の中腹、ひっそりと佇むお堂にほっと一息。「庵」という字には「質素な小屋」という意味があるそうですが、まさにそんな感じです。
さっそく中に入って、しっかりと手を合わせてきました。
本当です。入った瞬間に、背筋がゾッとしました。誰も居ないし日も当たらないので、確かに少しはヒヤッとしてはいます。それにしても…。
ちゃんとお迎えに出てきてくれたな、と感じました。
普通は車で行きます
八十八ヶ所完全制覇には、車を使えば2、3日を要するでしょう。全部となると、それなりに大変ですが、歩くよりは当然ずっと楽です。だからこそ敢えて、行ける所だけでも自分の足で歩いて…と考えるのも面白いです。
大林慈空さんがFBで、28番薬師堂から29番風穴庵の遍路道が楽しい、と書いておられました。
少し入ってみましたが、一人ではさすがの僕も気が引けました。携帯アウト、足を滑らせて転落?動物と遭遇?危険がいっぱいそうで怖かったです。時間と気持ちに余裕を作って、再挑戦を伺います。