自宅の床にゴミが落ちていたら、できるだけ早くゴミ箱へ捨てましょう。外でも同じことです
イチローがマリナーズに行くずっと前のことですから、20年くらい昔の事です。バンクーバー、ビクトリア、シアトルあたりへ1人で出掛けました。
貧乏旅行だし英語も拙いので、食べるものはファーストフードに頼ることが多かったです。チップとかややこしくないし…。
大都会でも、落ち着いた綺麗な町です
バンクーバーは緑が多くて雄大な景色も楽しめ、とても落ち着いた感じの綺麗な町です。品があるというか、大都会なのに静かな雰囲気も持っています。
そこのマクドナルドで、モーニングを食べるのが楽しかったです。
良い意味でアメリカらしい、というか…
国境を越えてシアトルへ入ると、雰囲気が一変しました。
騒がしいのです。
よく言うと、活気がある。アメリカの、明るくて自信にあふれたところは、見習うべきところも多いと感じるし、好きです。でも、この時はちょっと押し付けがましさすら覚えて、圧倒されました。
町のマクドナルドは、はっきり言って散らかっていました。店の隅の方では、若者たちのグループが陣取っていて、ちょっと近寄りづらかったです。彼らは自分たちが出したゴミが床に落ちても、気にもしていませんでした。
これ、今の日本の光景と同じですね。
シアトルは、別に治安が悪いとか、そんな所ではありません。でも、小さいうちから芽を摘んでおかないと、取り返しがつかなくなることもあるはずです。
窓ガラス1枚が割れているのを放置しただけで、そのあたり一面のあらゆる状況が悪化していくことがあるからです。
ブロークンウインドウ理論じゃんかー!
わが町阿倍野では、キューズモールが出来て、ハルカスが出来て、とこの数年で大きな変化が起きています。
人の流れが変わることで、悲しいかな「廃れて」いってしまう場所があることも事実です。
そういう所は、散らかっている汚れているというのが常態化してしまって、さらに状況を悪くしてしまいがちです。
あるビルの、トイレの入り口です。男性用を示す「MEN」の「N」が壊されて、「ME 」になっています。
そこに至る廊下の壁には、穴が開いています。放置されています。
明らかな犯罪ですよ、これ。憂さ晴らしのつもりかも知れませんが、人の気持ちに与える影響は大きいです。
未来のためでもあるんです
自分の好きな町を綺麗にする、ということに疑問を挟む余地はありますか?
もしそれを怠ったなら、計り知れないしっぺ返しが、自分や次の世代に降りかかってくる可能性があります。
未来のため、子どもたちのために、足許を冷静に見つめ続けないといけません。