僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

ゼッケンが届いて、徐々に気合注入中

今年の開催日は5/24(日)。秋には瀬戸内海タートルマラソンもあります。小豆島では毎年春と秋にこの大イベントが開催され、ともに数千人のランナーが、島内外から集結して競います。

春のオリーブマラソンは今年が38回目。秋の方は36回目で、ともに昭和50年代の初め頃にスタートしたものです。

実は小豆島は、昭和49年と51年に立て続けに大水害に遭い、甚大な被害を被りました。

集中豪雨による土石流が頻発し、多数の方が亡くなりました。
うちの父親の実家の隣の家は、土砂崩れで一瞬にして跡形なく押し流されました。
山ひとつ離れた集落では、全戸数の約半分が流され、多くの犠牲者が出るなどし、全国ニュースのトップになる程の大事件となりました。

もう亡くなりましたが、当時伯父と伯母が船に乗る仕事をしていて、海から島を見る機会が多くあったのですが、「島の形が変わってしまった」と言っていたのをよく覚えています。


その時に、全国から頂いた多くの支援に対する感謝、そして小豆島はこんなに元気に立ち直りました、というメッセージの発信のために、当時の地元の若い人たちを中心に、手作りのマラソン大会が企画されたそうです。それが、今日のこの盛大なイベントの始まりだと聞きます。

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僕の魂は小豆島にあります。僕は大阪で育ちましたが、大きく導いてくれたのは
小豆島にある神々ではなかったか?と強く感じることが多いです。

だから僕は毎年春と秋に、小豆島を走ります。僕を育んでくれた、あらゆるものに近づくために走ります。

今年も笑顔でのゴールをイメージして、残り少なくなりましたが精一杯練習します。