僕の魂が海を渡って行ったり来たりする物語

小豆島から大阪へ流れ着きました

確かに、ルールに書いてはいませんが…

昨日はテニスのルール講習会へ出掛けたので、そこでの気になったお話をひとつ…。

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テレビに映るような大きな大会なら、通常アンパイアが居て、各ラインのIN、OUTを判定するラインパーソンまで貼り付いています。でも普通のアマチュアの試合では、まず無いですね。プレーヤー自身が判定する〝セルフジャッジ〟が当たり前です。

セルフジャッジの試合では、自分の判定を、当然対戦相手に知らせないといけないので、例えば「アウト!」とか大きな声で告げて、同時にジェスチャーでも示す必要があります。

ところが、特にジュニア世代の選手たちにとって、それはあまりカッコよくない事のようで、ボソッと、何か言ったらそれで終わり。明確なジェスチャーも無し。そういうのが結構あるみたいです。当事者間では分かっているのかも知れないものの、もし大人vs子供の試合でそれをやられてしまったら、大人側のストレスたるや相当なモン、というチョット笑えない話題が出ました。

「協会主導で、もっとマナーの指導をすべきだ!」とか、なにやら教育論云々みたいなことになる場面もあって、意外と根深いことのようです。

昨日の講師の先生は、4大大会を含む世界中の大会に審判として参加されている方なんですが、その方が仰るには、「それは世界的な流れ」なんだそうです。

えぇっ〜?

まともに挨拶も出来ないような子が、世界的に増殖傾向にある、ってことですよね。そんなんで良いわけないんですが…。

勝つこと、でももっと大切なこと

マイケル・チャンが錦織圭に言ったことの数々の中で、「ふさわしい人になれ」という言葉に、僕はえらく感銘を受けています。

試合に負けた時の以前の錦織圭は、その悔しさのあまり、対戦相手とろくに目を合わせることもなく、「ちぇッ」みたいな態度を示すことも時々あったとか…。それを厳しく咎められ、そして少しずつ変わっていった彼の、その後の大躍進は皆さんよくご存知のことです。

No.1にふさわしい態度、振る舞いというのがあるのです。

大人たち、もっと厳しい目で子供を見守る必要があると思いますが、いかがでしょうか?